またもや懲りずにマイブラを見にフジロック(FRF)参戦してきた。
My Bloody Valentine in Fuji Rock Festival
フジロック初参加(予定)
というわけで、野外フェスは92年か93年頃のレディングフェス以来なのですが、マイブラ祭りということでフジロックに行くことにしました(まだ予定です)。
25日(金)は午後まで打ち合わせなので、それが終わったら駆けつける予定(20時頃には到着できる予定)。
で、翌日は午前大学で講義、午後イチで着付けして夕方友人の結婚式というスケジュールなので、マイブラ終わったら速攻で帰宅します。
ラウンドハウスで買ったマイブラTシャツ着て行きます。マイブラ参戦される方、合流しましょう。
Creation (2008-06-09)
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My Bloody Valentine in Roundhouse
去る6月21日、15年越しでMy Bloody Valentineのライブを見ることができた。
マイブラは僕にとってはPowers of Ten(イームズ)、ファインマン(物理)、リチャード・ソウル・ワーマン(編集者)、とならんで人生を変えた存在であるが、ライブを見るに当たって一抹の不安もあった。
キャンセルされた前回の来日公演の雪辱を遂げるために、公演が発表された昨年末に、日程も考えずにチケットをとったのだが(実際はそのときとったチケットはマンチェスター公演だったのだが、その後eBayでロンドン公演をゲット)、さすがに15年もバンド活動を行っていないわけで、はたしてちゃんと演奏できるのか?そして、肝心の音はどうなのか?
マイブラはアルバムを2枚しか出していないが、その2枚目「loveless(1991)」は、歪んだギターの多重録音、ダンスミュージックやさまざまなリズムの導入(でもロック)と、シューゲイザー(うつむいて靴紐(シュー)を見ながら(ゲイズ)轟音を鳴らすロックバンドのこと)の代表としてだけでなく、90年代ロックを代表するようなアルバムである。
ちなみに、日本ではマイブラ自体も人気があったが、当時発売されたフリッパーズ・ギターの3枚目のアルバム「ヘッド博士の世界塔」でプライマルスクリームとともにサンプリング(ぱくり?)されている。
90年代の来日予定当時から、「はたしてライブでこの音が再現できるのか?」というのは当時の僕らのまわり(とか下北沢界隈)での一番の関心事であり、ある意味日本のインディーシーンでもどうやればああいった音を再現できるのか?というのがギタープレイヤーにとっては研究の対象だった。
実際、テープに録音してああいった音を出すのと、ライブで出音としてああいった音にする、というのとでは、やりかたが全然違っていて、また単体でそういう音色を作っても、バンドアンサンブルとして観客席でそう聞こえるか、というのはまた全然違っている。
当時は、ロンドンや下北のクラブでもシューゲイザーナイトが盛んに開催されていた。当時住んでいた仙台ではそういったクラブイベントはなかったので、太朗くん、菅井くん、相原くんらとSUGAR BOWL(シュガーボウル)というイベントを開催したりしていた。
こういったイベントでは、むしろライブよりも純粋に轟音ギターサウンドを体験できていた。
というのは、ライブというのはやはり演奏者がいるので、みんなそっちを向いて、演奏を見たくなるものだが、シューゲイザーサウンドはどっちかっていうと音に埋もれたい音楽なので、演奏者がいない形態の方が純粋に音だけを楽しめるのだ。
当然こういったイベントでは、わりとみんなスピーカーに向かって下を向いて踊りともゆらぎともつかぬような怪しい動きをしていた。僕がオーガナイズしていたSUGAR BOWLでも、通常のハコではなく、レゲエ用のサウンドシステムがある場所でイベントを開催していた。轟音のために。
と、そんな事情があっただけに実際にライブを見るってのは、なんというか夢を打ち崩しちゃうんじゃないか?的な器具があったのであった。ということで、ライブはどうだったかというと、すばらしかった。待った甲斐があった。思っていた以上だった。
ケビンはギターアンプを5台用意(マーシャル、VOX、ハイワット)、ビリンダ側は2台かな?ケビンが右側、ビリンダが左側。リズムセクションのコルムとデビーが中央。
それぞれの音がモニターできるように、各自のブースは透明なパーティションで区切られていた。
一曲め、only shallowでスタート。まず轟音におぼれる。一同大歓声。
僕は、全体的な音を体験したかったので、前列ではなく、そのちょっと後ろあたりの、左右両方のスピーカーとちょうど正三角形になるあたりに陣取った。
1曲の新曲を除いて、ほぼlovelessからの選曲。
CDの音そのまま、ではもちろんないが、ギターの音はむしろCDよりも気持ちいい。ちなみにケビン、ビリンダは全曲ギターを換えていた。
ギターの音は、ジャズマスっぽい単体では若干ジャリジャリした音色に聞こえるが、全体的なバランスの中では「あの」loevlessの音になっている!この音を再現したくてバンドを始めた身としてはこのアンサンブルが聴きたかった!
ビリンダの歌声のバランスもまさに絶妙(ケビンの歌もよかったけど)。
コルムのドラムは、lovelessではケビンがサンプリングして、生のドラムプレイは一切使われていないと評判だったので、再現できるか不安だったが、みごとに再現というかプレイしていた。
どの曲も、オリジナル(CDの音)よりも凶暴で、音の壁というよりは、音の空間を作り出していた。
このライブの音源がリリースされたら(たぶんブートレグとかでも出回るんだろうけど)、CDよりもいいような気がする。
でも、空間としてのこの音は、ラウンドハウスの円形劇場的な空間と相まって、ここでしか体験できない音の気がする。
わりと好きなWhen You Sleepもよかったが、途中soonが始まるとやはりいてもたってもいられなくなり、最前線へ。前列ではさらにベースの音がぶんぶんうなっている。
いまいち全体のノリは悪いがさすがに中央の前の方ではみな踊り狂っている。
feed me with your kiss、you made me realiseと続く。もうこのあたりでは、ほとんど縦ノリ。
you made me realiseでは終盤ノイズパートが30分近くあった。その間、メンバーはおなじノイズを延々出し続けている。そして、終了。
約1時間30分のライブ(そのうちノイズパートが30分)。ケビンとビリンダはMCもなく黙々と演奏し続けていた。
クラブで流れる音より、レコードで聴く音より、断然よい。
最終的な、本当のマイブラの音が聴けた。
この音を出すために、15年研究したんだろうな、と思った。
まさに至福のライブだった。
このライブでケビンの職人的な気質を改めて実感できた。
フジロックは野外+複合イベントってことで別の不安もあるが、これはぜひ体験すべきライブだ。
080627追記:新曲はなかった模様
セットリスト
- Only Shallow
- When You Sleep
- You Never Should
- (When You Wake) You’re Still In A Dream
- Lose My Breath
- I Only Said
- Come In Alone
- Thorn
- Nothing Much To Lose
- To Here Knows When
- Slow
- Blown A Wish
- Soon
- Feed Me With Your Kiss
- Sueisfine
- You Made Me Realise
HMV:発売日延期未定のお知らせ
やはり、というかなんというか。
ライブのほうも心配になってきた。。。
My Bloody Valentine to play first shows in 16 years
http://www.nme.com/news/nme/32541
以下引用
HMV.co.jpをご利用いただきありがとうございます。
========発売延期商品=========
【ご注文番号】11909562
【商品番号】SICP1851
【Artist】My Bloody Valentine
【Title】My Bloody Valentine (+dvd)(Ltd)(Box)ご予約頂いております上記商品は、「発売日延期未定」との通達を受けております。
発売日が決定致しましたら、改めてサイト上でご案内致します。ご注文時にご案内差し上げておりました出荷予定日を過ぎますと、
弊社より「出荷遅れ」のメールが配信される場合があり、新たな出荷予定日が提示されますが、
万が一、発売中止となりました場合は、キャンセルさせて頂く事が御座います。
Event Dates for MY BLOODY VALENTINE
My Bloody Valentineツアー決定。
11/16深夜時点でグラスゴーとマンチェスターのチケットが残っている。
All Tomorrow’s Parties Festival - my bloody valentine
MY BLOODY VALENTINE - Event Dates for MY BLOODY VALENTINE tickets from Seetickets.com
とるべきか、見送るべきか・・・。
ロンドン残っていたら即買いだったんだけど・・・。
DJふたたび
ふと某王国でDJをすることになり、FiveThirtyとかChapterhouseとかをアナログで聞き返し中。
9月頃の予定なので、ついでにリンツに行って、ARS ELECTRONICA行ってこようかと思っております。
しかしなあ、海外でDJやるのは初めてなので、どうやってレコードを持って行こうかなあ。やっぱり船便で送っておくかなあ。
Pixies - Live at the Paradise
仕事をしながらピクシーズの2004年再結成ライブ@ボストンのDVDを見る。と、ながら見の予定が、本腰を入れて見ることになった。
フランク・ブラックは経年変化の違いがよくわからなかったが、キム姉はなんか老けたねえ。笑うとかわいいけど。
いくつかピクシーズの映像は持っているけどぜんぶブート紙一重だった。これは映像がHDカメラで撮影らしくえらくきれい。こんなきれいなピクシーズ映像はじめてみた(ある意味ほんとのライブよりきれい)。
肝心のライブの方は、レコーディングがしっかりしているせいか、音が混ざっていない。そのせいで、音圧の迫力でごまかすんじゃなくて、きちんと考えられているハーモニー(といってよいのかは謎だが)がきちんと再現されている。
こうして映像をみながら聞くと、轟音だとおもっていたピクシーズも、実は無茶な轟音ではなくて、太いベースラインとドラム、それに緩急あるギターの構成、のバランスだなということがよくわかる。いろいろと勉強になった一枚。



