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UXBC Tokyo | Designing for the Digital Age #1

IA Instituteから始まった、UX Book Clubの東京セッション。その第2弾のDesigning for the Digital Ageの初回を本日行いました。

浅野さんビービットの前田さん、深沢さん、IMJの南園さん、コンセントの西井、長谷川、の合計6人。

今回は、午後2時から6時までみっちり4時間ほぼ休みなくかけて、序章:Getting Started、第一部:Research、第二部:Modelingと、書籍の前半部分を分担して報告しながら議論。

UX Book Clubは、「UXに関する本を読むポータル」として、言ってみれば単に(オンライン上の)場所を提供しているだけなのだが、こういった場所があることで、きっかけが生まれたり、次の読書会のネタができたりするので、意義は大きい。

下記サイトには、スケジュールもあがっているが、当日のレジュメ(というか各自のまとめ)もアップされているので、書籍に興味をもった人は参照してください(参考になるかどうかわかりませんが)。

UX Book Club Tokyo | Designing for the Digital Age
http://uxbookclub.org/doku.php?id=designing_for_the_digital_age

読書会では、実際のユーザーリサーチ、ユーザーモデリング(ペルソナ構築)などのプロジェクトの内容と比較しながら、プロセスの手続きの内容を議論でき、たいへん有意義な時間となった。

面白かったのは、僕が担当したModelingのところで、用いているCodingという分析手法は、Barney GlaserのGrounded Theoryをベースにしていた、というところ。なるほど、そこがつながっていたか。

あと、もう一点、プロジェクトの中で、ユーザー分析をしたりするような人は、インタラクションデザイナ(IxD)として位置づけられていた。具体的には、インタラクションデザイナをジェネレーター(創作担当)とシンセサイザー(理論担当)とに分けて、IxDGとIxDSと呼称していた。一般にIxDSがIAとかぶりがちになる。

いよいよ次回からは、ストーリーボードやプロトタイピングを用いたインタラクションデザイン構築のフェーズに入る。

楽しみ楽しみ。

デザイニング・ウェブナビゲーション

James Kalbach氏による「デザイニング・ウェブナビゲーション(原題:Designing Web Navigation)」が刊行されます。


デザイニング・ウェブナビゲーション ―最適なユーザーエクスペリエンスの設計

ハセガワが監訳で携わらせていただいたのですが、白クマ本(Web情報アーキテクチャ)とこの本とで「情報アーキテクチャ」について知っておくべきことが網羅できていると思います。
白クマ本は(特に初版が)図書館情報学的な情報の整理からスタートしているので、Webサイトのある意味で本質である、「ナビゲーション(=リンク)」については手薄でした。

この本では現状、およびこれからのWebサイトで扱われているナビゲーションを機構(メカニズム)、表現型の両面から取り扱っています。

情報アーキテクチャに関わる人におすすめ。

With James
Jamesとハセガワ(短髪だったころ)、IA Summit 09にて