フジロック初参加(予定)

というわけで、野外フェスは92年か93年頃のレディングフェス以来なのですが、マイブラ祭りということでフジロックに行くことにしました(まだ予定です)。

25日(金)は午後まで打ち合わせなので、それが終わったら駆けつける予定(20時頃には到着できる予定)。
で、翌日は午前大学で講義、午後イチで着付けして夕方友人の結婚式というスケジュールなので、マイブラ終わったら速攻で帰宅します。

ラウンドハウスで買ったマイブラTシャツ着て行きます。マイブラ参戦される方、合流しましょう。

Loveless
Loveless

posted with amazlet at 08.07.22
My Bloody Valentine
Creation (2008-06-09)
売り上げランキング: 3531

戸塚さん

僕が大学院でスーパーカミオカンデに参加していた際に、おせわになった戸塚洋二先生が死去された。

戸塚洋二 – Wikipedia

ニュートリノ観測実験の功績で小柴さんがノーベル賞を受賞されたが、戸塚さんはその後を引き継いで、実際にニュートリノ質量の存在を導き出すような観測プロジェクトを実現させた。

もちろん、成果自体は世界中から集まった数百人のプロジェクトメンバーみなの功績ですが、このプロジェクトを指揮された戸塚さんの功績はあまりにも大きい。

まさに、ノーベル賞受賞候補であっただけに残念でなりません。

ご冥福をお祈りいたします。

旬の鯵

鯵のたたき
Originally uploaded by ahaseg

うらのくん夫妻(?)が遊びに来るというので買い出しへ。

近くのスーパーにて、ものすごく立派な鯵が売られていたのでたたき用に三枚におろしてもらって、二尾購入。

鯵はおいしくてまいっちゃうから鯵と呼ばれているだけあり(Wikipediaより)、この時期たたきにすると、そりゃあうまいですよ。結局うらのくんたちはお茶だけになったので、うちの二人で薬味を入れて、たたきにして炊きたてご飯にかけていただきました(おかずはキュウリの回鍋肉ときのこ味噌汁としらたきの煮物)。

テレビで、これにだし汁をかけていただく食べ方が紹介されていたんだけど、できあがったたたきを食べてみて、このままでもおいしすぎるので、そのままいただきました。

いろいろレシピを見たら、卵黄を落としてもうまいそうだ。

そういや、鯵の南蛮漬けもうまいな。

Symbian vs. Andoroid (and iPhone)

NokiaはSymbian OSのSymbian Limitedを買収すると発表した。

これに伴い、AT&T、LG、Motorola、NTTドコモ、Samsung、Sony Ericsson、STMicroelectronics、Texs Instruments、VodafoneとNPO Symbian Foundationを設立することを発表した。

Nokia to acquire Symbian Limited to enable evolution of the leading open mobile platform
http://www.nokia.com/A4136001?newsid=1230415

これに対して、The Wall Street JournalはGoogleのAndroidの携帯電話への搭載の遅れを記事にしている。

Google’s Mobile-Hnadset Plans Are Slowed
http://online.wsj.com/article/SB121418837707895947.html

記事によると、今年後半に発売予定だったAndroid搭載携帯電話は第四四半期まで発売されないとのこと。

Googleと30社のパートナーによるアナウンス、という書き方をしているが、T-MobileなどのAndoroid搭載機を発売予定だったキャリアとメーカーはリリーススケジュールの調整に苦労している、とのこと。

ドコモはOSにAndoroidを採用するんじゃなかったっけ?

NTTドコモ、携帯OS簡素化発表
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20080428nt0b.htm
(もっと長い記事があったのだが、削除されている)

アメリカではいろいろな端末が入り乱れているが、イギリスでは街を歩いているとみなNokiaだった。

4年くらいSymbian S60端末を使ってきているがSymbian携帯の最大の使い勝手(この場合、長期使い勝手:Long Term Usability)上の課題は、アプリケーションのマルチタスク切り替えではないかと思う。

S60では、「アプリケーション立ち上げ」の概念が重要で、一度立ち上げたアプリケーションは「切り替え」で移動、さっきまでの動作を引き継ぐことができるが、これを覚えていないとうまく使いこなせない。

また、各アプリケーションの中の振る舞いはアプリケーション依存なので、たとえばブラウザはタブのように複数ウインドウを立ち上げられるが、メールは「書きかけ」バッファは一つで、複数書きかけられない(「Draft」フォルダに入れればできるけど)。

もちろん、こんな面倒なことを考えずとも使うことはできるが、たとえばメールからURLをクリックしたとき、ブラウザのメールアドレスをクリックしたとき、Google Searchアプリの検索結果への遷移等、アプリ連携があるときの振る舞いは挙動不審なことが多い。

また、致命的なのは、ボタン操作で、上記の「アプリ切り替え」は「メニューボタン長押し」なので、これは使いこなせている人、アプリケーション概念を理解している人にしかうまく使えないだろう。

iPhoneではこの問題を「操作ボタンは一つ」という方法で解決している。

ユーザーは別アプリに移る際は常に「HOME」ボタンを押すしかなく、このとき立ち上がり済みかどうかはまったく意識する必要もなく、むしろ通常は意識できない。

操作上もすでに立ち上がっているアプリでは直前までの振る舞いが継承されるが、特に立ち上がり時間等で意識することはまずなく、自然で違和感がない。

iPhone 3Gによる黒船襲来に対して、日本では「デザイン優先携帯」としての扱いを行っているように見えるが、さすがにこういった「UIの基本文法」に関してのクオリティはAppleの企業資産として生かされている。

これは、開発プロセス、評価手法、設計のツール、関与するスタッフの種類、どの段階でだれが口を出せるかという文化、どの程度リサーチやプロトタイピングに時間を費やしそれらを前提にするか、ユーザーテストの実施とタイミングといった要素の有機的な組み合わせ方の、勘所や雰囲気といったもので作られるものだ。

Appleの内部事情はよく知らないが、たとえばどの程度の開発チームでどの程度のタスクを実施することが最適か、という経験則もここには含まれる。

経験された方はわかると思うが、モデル作りや、コアなコンセプト作りにおいては、あまり体制が大きいとなかなかプロジェクトが進まない。この場合はリサーチやプロトタイピングに最低限のスタッフと、意志決定に必要なキーパーソンのみの関与、がベストな体制となる。

このApple社のアドバンテージはとても重要であり、今後はPC関係だけでなく、情報プロダクトのデザイン一般において意味をなしてくるだろう。

My Bloody Valentine in Roundhouse

去る6月21日、15年越しでMy Bloody Valentineのライブを見ることができた。

マイ・ブラッディ・バレンタイン – Wikipedia

マイブラは僕にとってはPowers of Ten(イームズ)、ファインマン(物理)、リチャード・ソウル・ワーマン(編集者)、とならんで人生を変えた存在であるが、ライブを見るに当たって一抹の不安もあった。

キャンセルされた前回の来日公演の雪辱を遂げるために、公演が発表された昨年末に、日程も考えずにチケットをとったのだが(実際はそのときとったチケットはマンチェスター公演だったのだが、その後eBayでロンドン公演をゲット)、さすがに15年もバンド活動を行っていないわけで、はたしてちゃんと演奏できるのか?そして、肝心の音はどうなのか?

マイブラはアルバムを2枚しか出していないが、その2枚目「loveless(1991)」は、歪んだギターの多重録音、ダンスミュージックやさまざまなリズムの導入(でもロック)と、シューゲイザー(うつむいて靴紐(シュー)を見ながら(ゲイズ)轟音を鳴らすロックバンドのこと)の代表としてだけでなく、90年代ロックを代表するようなアルバムである。

ちなみに、日本ではマイブラ自体も人気があったが、当時発売されたフリッパーズ・ギターの3枚目のアルバム「ヘッド博士の世界塔」でプライマルスクリームとともにサンプリング(ぱくり?)されている。

90年代の来日予定当時から、「はたしてライブでこの音が再現できるのか?」というのは当時の僕らのまわり(とか下北沢界隈)での一番の関心事であり、ある意味日本のインディーシーンでもどうやればああいった音を再現できるのか?というのがギタープレイヤーにとっては研究の対象だった。

実際、テープに録音してああいった音を出すのと、ライブで出音としてああいった音にする、というのとでは、やりかたが全然違っていて、また単体でそういう音色を作っても、バンドアンサンブルとして観客席でそう聞こえるか、というのはまた全然違っている。

当時は、ロンドンや下北のクラブでもシューゲイザーナイトが盛んに開催されていた。当時住んでいた仙台ではそういったクラブイベントはなかったので、太朗くん、菅井くん、相原くんらとSUGAR BOWL(シュガーボウル)というイベントを開催したりしていた。

こういったイベントでは、むしろライブよりも純粋に轟音ギターサウンドを体験できていた。

というのは、ライブというのはやはり演奏者がいるので、みんなそっちを向いて、演奏を見たくなるものだが、シューゲイザーサウンドはどっちかっていうと音に埋もれたい音楽なので、演奏者がいない形態の方が純粋に音だけを楽しめるのだ。

当然こういったイベントでは、わりとみんなスピーカーに向かって下を向いて踊りともゆらぎともつかぬような怪しい動きをしていた。僕がオーガナイズしていたSUGAR BOWLでも、通常のハコではなく、レゲエ用のサウンドシステムがある場所でイベントを開催していた。轟音のために。

と、そんな事情があっただけに実際にライブを見るってのは、なんというか夢を打ち崩しちゃうんじゃないか?的な器具があったのであった。ということで、ライブはどうだったかというと、すばらしかった。待った甲斐があった。思っていた以上だった。

ケビンはギターアンプを5台用意(マーシャル、VOX、ハイワット)、ビリンダ側は2台かな?ケビンが右側、ビリンダが左側。リズムセクションのコルムとデビーが中央。

それぞれの音がモニターできるように、各自のブースは透明なパーティションで区切られていた。

一曲め、only shallowでスタート。まず轟音におぼれる。一同大歓声。

僕は、全体的な音を体験したかったので、前列ではなく、そのちょっと後ろあたりの、左右両方のスピーカーとちょうど正三角形になるあたりに陣取った。

1曲の新曲を除いて、ほぼlovelessからの選曲。

CDの音そのまま、ではもちろんないが、ギターの音はむしろCDよりも気持ちいい。ちなみにケビン、ビリンダは全曲ギターを換えていた。

ギターの音は、ジャズマスっぽい単体では若干ジャリジャリした音色に聞こえるが、全体的なバランスの中では「あの」loevlessの音になっている!この音を再現したくてバンドを始めた身としてはこのアンサンブルが聴きたかった!

ビリンダの歌声のバランスもまさに絶妙(ケビンの歌もよかったけど)。

コルムのドラムは、lovelessではケビンがサンプリングして、生のドラムプレイは一切使われていないと評判だったので、再現できるか不安だったが、みごとに再現というかプレイしていた。

どの曲も、オリジナル(CDの音)よりも凶暴で、音の壁というよりは、音の空間を作り出していた。

このライブの音源がリリースされたら(たぶんブートレグとかでも出回るんだろうけど)、CDよりもいいような気がする。

でも、空間としてのこの音は、ラウンドハウスの円形劇場的な空間と相まって、ここでしか体験できない音の気がする。

わりと好きなWhen You Sleepもよかったが、途中soonが始まるとやはりいてもたってもいられなくなり、最前線へ。前列ではさらにベースの音がぶんぶんうなっている。

いまいち全体のノリは悪いがさすがに中央の前の方ではみな踊り狂っている。

feed me with your kiss、you made me realiseと続く。もうこのあたりでは、ほとんど縦ノリ。

you made me realiseでは終盤ノイズパートが30分近くあった。その間、メンバーはおなじノイズを延々出し続けている。そして、終了。

約1時間30分のライブ(そのうちノイズパートが30分)。ケビンとビリンダはMCもなく黙々と演奏し続けていた。

クラブで流れる音より、レコードで聴く音より、断然よい。

最終的な、本当のマイブラの音が聴けた。

この音を出すために、15年研究したんだろうな、と思った。

まさに至福のライブだった。

このライブでケビンの職人的な気質を改めて実感できた。

フジロックは野外+複合イベントってことで別の不安もあるが、これはぜひ体験すべきライブだ。

080627追記:新曲はなかった模様

セットリスト

  1. Only Shallow
  2. When You Sleep
  3. You Never Should
  4. (When You Wake) You’re Still In A Dream
  5. Lose My Breath
  6. I Only Said
  7. Come In Alone
  8. Thorn
  9. Nothing Much To Lose
  10. To Here Knows When
  11. Slow
  12. Blown A Wish
  13. Soon
  14. Feed Me With Your Kiss
  15. Sueisfine
  16. You Made Me Realise

インディ・ジョーンズ – クリスタル・スカルの王国

宮村くんが行くよ!と言っていたのを聞いて、その気になってしまい、急遽先行上映に行って参りました。

さすがに混んでいるかなあと思ったけど、深夜12時半の回だとまだまんなかの席が残っていたのでゲット。

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

もちろん内容は書きませんとも(いや、オチはどっかの記事で読んでしまっていたんだけど)。

まあ、娯楽映画として作っているものなのでつっこむのは野暮ってものですが、あんなのに入っててもずいぶん痛いじゃないのかねえ(いたそうなシーンはインディ・ジョーンズお約束だからいいのか)。

あと、やっぱりわかっちゃいたけどハリソン・フォード老けたねえ。

体のラインが物語ってる。

IA day

去る6/13は一日IAイベントな日でした(もちろん通常業務もありますが)。

まず、午後イチで、アックゼロヨンシンポジウムにて情報アーキテクチャとは、という概論についてのセミナー。

アックゼロヨン・シンポジウム Vol. 1
サイト構造と情報設計 – インフォメーションアーキテクトの仕事

ここでの論旨は、1)情報アーキテクチャは職種ではなく職能としてとらえ、プロジェクトに関わる人みなが意識していくもの、2)IA技術自体は変わっていくが、基本的には利用者に対しての思いやりと、といった内容。

ウェブエコシステムにおけるIAや、設計の進め方におけるユーザー分析やユーザー経験フロー定義のあたりにも触れました。聞かれた方いらっしゃったら、ぜひ感想を伺いたいです。

その後、会社に戻り、通常業務をこなしつつ、夜にはIAAJワークショップとして、IA Summit 08報告会とIA Cocktail Partyを開催しました。

IA Summit 08 Redux in Tokyo Repor

IA Cocktail Party Tokyo Vol. 0

毎年実施しているこの報告会ですが、今年は報告者が3名だったこともあり、幅のある会になったと思います。

興味ある方は上記リンクから詳細をご覧ください(写真アリ)。