concept」カテゴリーアーカイブ

061204: 個人ポータル考

午前、新プロジェクトの相談。昼礼でクリスマスカードのデザイン決定。午後は作業。

一般論としてプロバイダの持つポータルのありかたは、今後個人ポータルの重要性が高まるにつれて変容していくことが考えられる。僕自身も、Flickr、Backpack、CheckPad、サイボウズ、gmail、google Browser Sync、Basecamp、.mac(iSync)、会社のファイルサーバといったウェブサービス(およびネットワークサービス)をフルに使って(結果的に)データの分散化を図っているがこういったサービスに対しては、対価を払ってでも保全を図りたいと考えている。あるいは、サービスごとにデータが分散されていることに対しての不安もある。ローカルのHDDよりは安全だろうけど、100%自分の管理下にない、という意味では怖い。という意味で実験的に個人NASを導入して総合バックアップを試してみたい(言っているだけで実行してなくてすみません)。

FlickrのUI

思い出したようにまたFlickrを使い出すようになって、これまでiPhotoから数枚ずつ選んでアップしていたのが、撮った写真をある程度まとめて全部アップするようになった。Flickrのマイページ

となると、ローカルで整理するiPhotoやアップするFlickrのUIについていろいろ見えてきたのでメモ(長いです)。
(本当はMacBook Proを買ってAperture試用版もいれてみたのでそっちのUIも見たいんだけど、買ってすぐに修理になってまだ戻ってきていないのでそちらは後日)

続きを読む

061115: 新潮社倉庫見学

午前、新潮社さんのご厚意で茨城にある最新の倉庫の見学に行く。
配送センターと返本の集荷センターとが合わさった、画期的な倉庫。

大量の本が整理整頓され棚に積まれ、フチコマみたいな専用ロボット「スカイラブ」が注文に応じて出荷用の棚にそれらを移していく。
言葉で言うと簡単だが、この過程を経ないと我々のてもとに本は届かない。

目の前にある(見えないところにはもっといっぱいある)ものすごい質量を見ながら、グーテンベルグの活版印刷に始まる書籍の歴史は、こういった流通プロセスの発展とともに具体化したんだなあと感慨深くなる。

BumpTop 3D Desktop

BumpTop 3D Desktop
http://www.youtube.com/watch?v=M0ODskdEPnQ

なかなかよくできたインターフェイス。
が、どうしてもこういうのを見ると、物理的な側面をなぞっているだけで、OSとかの本質を生かしていないなあと思う。ぱっと思いつくところで実現されていないOSのインターフェイスとしては、

  • バージョン管理、履歴管理
  • ラベル、属性、その他分類によるグルーピングとその管理

をきちんと生かせるグラフィカルユーザーインターフェイスは作れないものだろうか?

インテリア検討時の些末だけれど新しい概念

  1. 携帯電話の場所
    家の中で携帯電話をどこに置くのか。充電する場所だけど、家にいるときはどこからでも聞こえる必要がある。
  2. PCサーバの場所
    たぶん今後どの家にもサーバ的マシンが置かれるようになると思う。テレビを撮りためるとか、iTunesのサーバとか、写真保管とか。だと家にもサーバルームが必要になるんだろうか。
    今後家庭内ではLANは無線化すると思われるので、おそらく家に到達しているLANの入り口まわりに全部集中することになるだろう。バックアップ関係もここで。できればネットワークバックアップしたい。
  3. デジカメとかの置き場所
    あきらかに昔の趣味性が強いカメラよりは貴重品レベルは下がると思われるが、PC(もしくはそれに代わるなにか)と定期的につなぐだろうし、なによりバッテリの充電をまめにしなければならない。
  4. ゲーム機の場所
    ゲーム機と一緒にテレビにコンテンツを映すPCもだが、従来のオーディオビジュアル機器よりはソフトの交換や、操作するキーボードやコントローラーがあるぶんだけ手元に近くなる。
  5. ケーブル類の保管場所
    PCや情報プロダクトが増えると、それにともなってUSBケーブルとかマニュアルとかがどんどん増える。ちなみに我が家では音楽関係も含めるとケーブル類(使わなくなったACアダプトとかも含む)だけでおよそ10箱くらいある(古い機材とかデバイス類はまあ、普通はとっておかないだろうからここでは含まない)。全部接続が無線化するとほとんどいらなくなるはず。
  6. その他電源周り
    上記以外にも、やれオーディオやらiPodの充電器やら、ベッドサイドのオーディオやら、時計やらなにやらで電源コンセントまわりがヘビーになりがち。それぞれの機器は自分のサイズを小さくするためにACアダプタを外付けにしている。そのせいで電源コンセントまわりにはACアダプタがごっそりたまることになる。

といったあたりの設備は、趣味性でレベル差こそあれ、標準的な装備になるんじゃないだろうかと思われる。一部のマンションとかではあるていど考慮に入っているものもあるけど、痛い設備をがっつりと導入しちゃっているところもおおい。建築家の方、ぜひ構造設計、動線設計の際にご一考くださいませ。

(とはいえ、この先50年と考えるとどうなっているかは自信がない。個人向け核融合電源とかが普及するとかわるだろうね)

おいしいもの

おいしいものがおいしくできるときって、つくっているとちゅうにみていてもおいしそう。煮物にしてもコーヒーにしてもいっしょ。僕らはおいしいものセンサーを持っているのだろうか。

ファイルやディレクトリへのアクセス

ここ数年、MacOSXを使っているが、ファイルシステムはFinderはほとんどつかっていなく、LaunchBarというキーボードからダイレクトにファイルやブックマークを呼び出すアプリを使っている。

LaunchBar 4
TidBITS 日本語版 #671/17-Mar-03

これを使って、たとえばプロジェクトのドキュメントだったら、Command+ESC(LaunchBarの呼び出し)→「work」と叩いて/home/hase/Documents/work/を呼び出し、LaunchBar上で下位階層へ移動し、ドキュメントを選択する、というフロー。

LaunchBarはアクションも対応しているので、デスクトップ上でなにかフィアルを選んでおいて、Command+ESC→「data」 →Command+D(アクションの呼び出し)→Move to “data”を選択、とやると、ファイルを移動できる。

また、直接Googleを呼んで(Command+ESC→「google」)、フォームを表示させ(「Space」)、キーワードを入力したり、自分でテンプレートをいじってAmazonやWikipediaもこっから直接呼んでいる(もちろんクエリー込みで)。
ファイル自体を直接探したいときはSpotlight。こちらは、Ctrl+Spaceで呼び出し、キーワードを入力するとそのキーワードを含んだドキュメント(含むメール)を直接呼べる。

と、ディレクトリを直接下っていったり、どのディレクトリだっけ?という探し方が飛躍的に減った。

以前、 ファイルシステムの構成はツリーではなく、タグ型的な、ということを書いたのだが、タグといわずともわりと同じようなことは実現できている。

逆に、プロジェクトごと、といった単位でフォルダに入れておくことで、まとまった単位で バックアップをとったりそういった運用上は便利だ。これが全部プレーンに置かれているファイルシステムだと全部まとめて常に持ち歩かねばならなくなってしまう(ちなみにいまの僕の「全ファイル(除く辞書や他人の作ったデータ)」は200GBくらいで、そもそも今使っているPowerBookのHDD(100GB)に入らない。
過渡的な使い方ではあると思われるが、わりといまは快適。

言語と順応

インフォメーションアーキテクトのための年に1回の会合であるIA Summit参加のためにバンクーバーに訪れて今日で5日目。去年に引き続き日本からの参加者は僕ひとりで、当然会話は全部英語なのだが、帰る日になってようやく口が英語に馴染んできた。

続きを読む

ホテル到着と時間差の混乱

空港からタクシーで20分くらいでホテルに到着。「オンラインチェックイン」というのがあるのでつい試してみる。予約で使ったカードをスライドさせると部屋の選択と値段の確認画面がでて問題なければカードキーとレシートが排出されるしくみだ。

続きを読む