Re: 「タメグチ」的ガバナンスの歴史

磯崎さんによる、ヨーロッパ的なガバナンスのしくみが「なぜ」生まれていったかについての、情報処理コスト力学の観点から分析。

isologue by 磯崎哲也事務所: 「タメグチ」的ガバナンスの歴史

磯崎さんはそうは言っていませんが、情報処理コストの概念をいれている時点で、力学系として解釈した考え方だと思った。

もう一つは、共産主義の崩壊と同様、こういう集中的な意思決定方法は、社会が急激に変化したり、社会の複雑さが増加すると、(今度は、X乗のオーダーではなくて、それよりさらに急速な組み合わせオーダーの勢いで)意思決定に必要な情報処理量が増加して、破綻するということです。

特にこのあたりは、系の頑強さ(rubustness)としても定式化できるのではなかろうか。

塩野さんと話して感じた、ローマ人社会の帝政への疑問はだいぶ解消された。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください