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右派と左派

池田信夫氏の主宰するアゴラbetaで長年の疑問が腑に落ちた。

「論壇」の終焉 – 池田信夫

このように日本には、いまだに冷戦のころの図式が残っていて、政治・経済についての立場を次のように「バンドル」する傾向が強い。

政治   経済    社会    歴史
右派 改憲 小さな政府 法と秩序  国家主義
左派 護憲 大きな政府 表現の自由 平和主義

元々右翼左翼とはフランス議会で右側に保守派(国粋派)が陣取っていたから、に端を発するはずだが、当然ながらコンテキストが全然異なる今の日本において、だからといって上記のようなバンドルが有効かどうかは自明ではまったくない。

そして、こういうバンドルの無意味さは、おそらく自民党でももうそろそろ多数派に鳴ろうとしていると思うが(信じたい)が、おそらくそうはいかないのだろう。

このあたりの形骸化は、日本で自民党でも民主党でも、その党の方針ではなく(そもそも方針なんて実際はないわけだから)、その実装としての施策で判断をするしかなくなっている現状として現れてきている。

老害は時間と共に朽ちるのを待つしかないとして、日本という均質化した社会で(そうでもないのかな?)今後「政党」というものは意味を持つのだろうか?